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フィラリアとは

正式にはフィラリア症といい、犬の心臓などに寄生虫が寄生し、発症する病気です。
主に蚊を媒体として寄生し、寄生虫が成虫になると長さ30cmにもなります。

フィラリアの症状

犬がフィラリアに寄生されると、血液の流れが悪くなり、元気がなくなったり、食欲がなくなります。
また、症状が進行すると、呼吸が苦しくなったり、咳をするようになり、赤みを帯びた尿になることもあります。
この時点で、血管や臓器に何かしらの症状があり、お腹に水がたまることもあります。
フィラリアは放置すると、最悪の場合は死に至りますので、普段からしっかりと予防することが大切です。

フィラリア予防方法

フィラリアは、薬で予防することができます。
しっかりと投薬していればフィラリアになることはありません。
フィラリアの予防手順は以下です。

  • フィラリアに感染していないかの検査

すでにフィラリアが寄生している場合、予防薬を投薬すると危険なため、事前に検査をしましょう。
検査は、犬の血液検査です。フィラリア専用の検査キットを使用して検査します。

  • 予防薬の入手

検査結果でフィラリアに寄生されていないことが分かったら、予防薬を入手し、投薬しましょう。

薬は動物病院での入手が安全です

獣医のコメント

フィラリア予防の薬について

種類は?

フィラリアの予防薬には大きく分けて5種類の予防薬があります。

  • 錠剤タイプ
  • 顆粒タイプ
  • チュアブルタイプ
  • スポット薬タイプ
  • 注射タイプ

錠剤タイプ・顆粒タイプは一般的な薬で、そのまま犬に飲み込ませます。
チュアブルタイプは、ドッグフードのような見た目で、牛肉風味がついているなど、犬が簡単に食べれるようにしてある予防薬です。
スポット薬タイプは、飲み薬ではなく、塗り薬です。犬の首の裏あたりに、毛をかき分けて塗ります。
注射タイプは年に1回でいいので「今月の投薬を忘れてしまう」という事態を防ぐことができます。注射タイプは副作用が起きることもあるので、獣医師に相談して実施してください。

期間は?

フィラリア予防薬は、月に1回。毎月投薬しましょう。
毎月投薬することで、確実にフィラリア症の予防ができます。
1回投薬を忘れてしまうだけでフィラリアが体内で成長することもあるので、忘れずに投薬しましょう。
期間については地域によって異なるので、動物病院で相談するようにしてください。

蚊が出た翌月から始めるようにしましょう

獣医のコメント

蚊がいなくなった翌月まで投薬しましょう

獣医のコメント

フィラリア症の予防薬をあげるのを忘れてしまったら?

2,3日投薬が遅くなった程度であれば、気づいた時点で予防薬を投薬するといいでしょう。
しかし、投薬日をしばらく過ぎてから気づいた、という場合は、担当獣医師に相談し、指示に従うようにしてください。
1ヶ月分忘れたからといって、翌月に2ヶ月分投薬するなどはやめましょう。

副作用は?

基本的にフィラリアの予防薬で副作用が出ることはほとんどありません。
予防薬にも種類があるので一概にはいえませんが、アレルギーとの関連もあるようです。
アレルギーなどが心配な場合は、予防薬を選ぶ際に動物病院で獣医師と相談するのがいいでしょう。

 

フィラリアの薬の値段

フィラリアの予防薬の値段は

予防薬の種類や、動物病院、犬の体重にもよるので、一概には言えませんが、だいたいの目安としては
小型犬1回あたり1000円前後
中型犬1回あたり1500円前後
大型犬1回あたり2000円前後
となることが多いです。

 

フィラリア予防薬は通販で買える?

基本的に日本ではフィラリアの予防薬は、獣医師の指示なく処方することはできません。
そのため、動物病院でしか手に入りません。

たまに通販で「フィラリア予防薬」として販売されているものは、海外から輸入されたものであるか、月に何回も投薬するような薬がほとんどです。
愛犬の事前検査を行うことなく、独自の判断でこれらの予防薬を投薬するのは、当サイトではおすすめしていません。
愛犬の健康を一番に考えると、日本国内で認可を受け、獣医師に処方してもらった予防薬を使用するのが一番です。

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