犬の涙やけとは

涙やけとは、犬の目頭の毛が赤茶色に変色してしまっている状態のことです。いつも泣いているように見えます。
マルチーズなど、毛が白い犬種は涙やけが目立ちやすいです。

犬の涙やけの原因

通常、涙は鼻涙管（びるいかん）を通って鼻に流れていき、目の外にはあふれません。
しかし、鼻涙管が詰まることによって涙が鼻に流れることができず、外にあふれてしまいます。
そのあふれた涙が毛を焼いてしまうのです。
鼻涙管が詰まってしまう原因は、消化しきれなかったタンパク質や不純物が詰まることです。
ジャーキーや牛乳などのタンパク質を多く含む食べ物を多く食べていると、タンパク質を消化しきれずに鼻涙管が詰まってしまうことが多いです。
また、鼻涙管が詰まっていない場合でも、結膜炎などの目の病気の場合に、涙量が多くなり、涙やけが起こることがあります。

涙やけの予防方法

涙やけの原因で記載した通り、鼻涙管が詰まることで涙やけが起こるのです。
では、涙やけの予防方法としては、「鼻涙管を詰まらせない」ことが一番の予防方法ということです。
鼻涙管を詰まらせるのは、タンパク質や不純物なので、まずは食事から変えるのがいいでしょう。

ドッグフードで涙やけ対策

ドライのドッグフードを与える場合は、無着色・無添加のドッグフードがオススメです。化学物質も不純物として鼻涙管を詰まらせる可能性があるからです。

サプリメントで涙やけ対策

涙の分泌量を減らすサプリメントが市販されています。
ただし、犬の涙量が多い場合にのみ使用するようにしてください。
涙やけをするのが嫌だという飼い主さんの考えだけで薬を服用すると、犬の涙が通常より少なくなり、ドライアイなどの症状になることもあります。
涙の量が多いかどうかの判定方法は、室内で明かりをつけ、犬の下まぶたにうっすらと涙が溜まっている（光を反射する）程度が、涙の適量です。

涙やけの予防にオススメのサプリメントはアイビタです。

涙やけになってしまったら（涙やけの取り方）

涙やけで毛がやけてしまった場合、残念ながら即効性のある取り方がありません。
基本的には毛を伸ばしてからカットで切り落とす、という涙やけの取り方になるでしょう。