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犬の目やにと原因について

犬の目やには、目やにの色によって原因が違うことをご存じですか?

目やにの色が、白・黒・グレーの場合

普通の目やにです。特に病気というわけではないことが多いです。
涙に、タンパク質や空気中の埃が合わさり、変色することで黒色だったり白色だったりします。
ただし、目やにの量が多い場合は病気の可能性もあるので注意が必要です。

目やにの色が、黄色や緑の場合

黄色い目やにが出ている場合、細菌やウイルスが目に入ってしまっていることが考えられます。
目に入った細菌によって膿が出ている可能性があるので要注意です。
そのまま放置すると結膜炎や角膜炎になることもあるので、犬の目を良く観察し、異常がある場合は動物病院へ連れて行きましょう。

犬の目やにの取り方

犬の目やにの取り方は、ぬるま湯を少し含ませたコットンで優しく拭き取ってあげるようにしましょう。
固まってしまった目やには、無理矢理取るのではなく、お湯を含ませたコットンをトントンと軽く当てて、目やにをふやかしてから取るのがベストです。
ティッシュなどでゴシゴシ取る人もいますが、ティッシュはよく見ると毛羽立っていて、目やにを取る時に目に埃などを入れてしまいやすいのでオススメしません。
指で取ってあげるのもいいですが、その場合は手を消毒してから目やにを取ってあげるようにしましょう。
目やにを取るのに、ゴミやバイ菌を目に入れてしまっては本末転倒ですからね。

犬の目やにを放置すると病気になる?

普通の目やにを放置して病気になることは希ですが、あまりにも放置してしまうと、目やにに細菌が溜まり、そこから目に侵入することもあります。目やにをみつけたら放置せずに取ってあげましょう。
また、目やにが直接病気というわけではありませんが、病気によって目やにが出ていることがあります。目やにが急に増えたと感じたり、目やにの量が多いと感じた場合は注意が必要です。
目に炎症が起こっていたり、ドライアイになっていたりすることがあります。
目やにに異常を感じたら、「たまたま多いだけだろう」「ちょっとゴミが入っただけだろう」と侮らずに、動物病院で一度みてもらうようにしましょう。

細菌感染が強い場合は、角膜に穴が空いてしまうことがあります。目やにが多い場合や、目がショボショボしている場合は、早めに動物病院に連れてきてください

獣医のコメント

犬の目やに用目薬

犬専用目薬というものが市販されています。しかし、基本的に消炎効果や、痒み・充血を抑える作用のある目薬です。
目やにを予防、という意味での目薬は無いといっていいでしょう。
目薬に頼る前に、動物病院で相談するなどして、正しい予防方法や治療方法をとるようにしましょう。

犬の目やにの予防方法

目の周囲の毛が長く、目に入ってしまっている場合は、目の周囲の毛をカットするようにしましょう。
これだけでだいぶ目やにの量が少なくなります。

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