犬が自分のツメを噛んでいる事ってよくありますよね?
しかし、噛みすぎると、手足が赤くなってしまったり、歯がかけてしまったりと、あまり良いことがありません。
飼い主としてはできればツメを噛むのをやめてもらいたいところですね。
犬が自分のツメを噛むのには理由があります。その理由をしっかり学べば、ツメを噛むのを簡単にやめさせられます。
犬がツメを噛む理由
犬がツメを噛む理由はいろいろありますが、大きく分けて以下の5点だといわれています。
- ストレス
- 暇つぶし
- 癖
- ツメが伸びすぎている
- ツメが痒い
ツメを噛むのをやめさせるためには、まずは、犬がツメを噛む理由が上のどれにあたるのかを判定する必要があります。
判定するためには、犬が自分のツメを噛んでいるタイミングや状況を記録してみましょう。
- 雨で散歩に行けない日にツメを噛んでいる
- 留守番の時間が長い日にツメを噛んでいる
- 来客や、他の犬が遊びに来た時にツメを噛んでいる
- 新しいおもちゃがある時はツメを噛んでいない
など、記録を取ってみると意外と気づくことが多いものです。
犬がツメを噛む時の対処方法
つめを噛む原因が分かれば、それを緩和してあげましょう。
散歩に行けずストレスがたまっていそうなら、散歩の回数を増やしたり、家の中で遊ぶ回数を増やしましょう。
暇しているようであれば、スキンシップを取ったりして暇を少なくしてあげましょう。
癖でツメを噛んでいる場合は、その癖を直してあげる必要があります。
噛む癖を直すためには、犬がツメを噛み始める前に「お手」などと命令をして、気をそらします。できたら褒めてあげましょう。
すでにツメを噛んでいる場合は、しかりつけると「ツメを噛めば構ってくれる」と勘違いすることもあるので、しかりつけるのではなく、その場所を移動させるなどして気をそらすようにしましょう。
ツメが伸びすぎている場合は、爪切りを行ってください。また、ツメが痒い場合はノミやダニがいる可能性もあるので、注意深くツメをみてあげましょう。
ノミやダニもいないのに痒がっている場合は、ドッグフードに含まれる化学物質などの成分が原因ということもあります。
無添加のドッグフードに変えて様子を見てみるのもいいでしょう。
犬がツメを噛むときの物理的な対処方法
エリザベスカラーという、首にまきつけるものがあります。手術などをした後に犬が傷口を舐めないようにするためのものです。
このエリザベスカラーをつけるとツメを噛むことができなくなります。
また、靴下を履かせるという方法もあります。
靴下を履かせる場合、フローリングで滑ったりするので注意が必要です。また、靴下を自分で脱いでしまい、靴下がオモチャ代わりになってしまったりもするので注意してください。
靴下は飲み込んでしまうこともあるので、飼い主さんが見ていられる時だけにするのがオススメです。
ビターアップルなどの苦い味のするものをツメに塗るという方法もあります。
ツメも犬の体の一部なので、塗りすぎなどは体によくないので、気をつけるようにしましょう。